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男と女 婚活ニーズの食い違い ~年齢編~

2017/11/09

婚活男女のためのお役立ち情報

目次
1.若い女性と結婚したい男たち。しかし女性たちは・・・
2.男女で異なる「許容できる年齢差」
3.年配男性ほど若い女性と結婚したい。しかし女性たちは・・・
4.食い違いを埋めるには

 
 
1.若い女性と結婚したい男たち。しかし女性たちは・・・
 
男は若い子が好きです。これはもう絶対そうです。
「俺は別に歳とか気にしないけど?」とかいう男がいたとしたら、そいつは嘘です。
 
だって若い子の方がかわいいもん!
かわいいしピチピチしてるもん!
 

こんな子が好きなんです。男はどーせ。
 
 

こんな感じも好きです。もうめっちゃかわいい。
 
 
でも残念でした。婚活まっただなか世代のあなたは、20代の彼女たちから見ればすでにオジサンなのです。恋愛や交際の対象ではないのです。
 
「でも『10歳差くらいまでならアリ』っていう女性は多いじゃないか」
 
それはあなたが歳のわりに若く見える場合に限ってです。
あなたが福山雅治や石田純一や市村正規のように実年齢よりも若ければ、歳の差婚もあるでしょう。けど歳もオジサン、見た目もオジサンでは無理なのです。
 

これでは無理なのです・・・
 
 
パートナーエージェントさんが非常に興味深い調査結果を公表してくれています。
 
Q あなたが許容できる結婚相手との年齢差について教えてください。(調査対象:婚活中の未婚男女)

 
「女性」の方をご覧ください。
黄緑色の「5歳上」がもっとも多く、次いで「3歳上」「2歳上」と続きます。そして0歳上~5歳上までで全体の75%を占めています。
一方で、「10歳上」もしくは「11歳以上上」が理想と答えた女性は全体のわずか14.1%です。
 
これはつまり、4人に3人の女性が「5歳上まで」が理想と答えた一方で、「10歳以上上」もOKと答えた女性はわずか7人に1人ということです。これが女性の本音です。
 
 
実は私も結婚相談所に登録に行った際、コンシェルジュさんからピシャリと言われたことがあります。「女性がOKなのは5歳上までです!」と。
だって希望する女性の年齢を入力しろって言うからそうしたのに・・・。
 
その後私は、コンシェルジュさんが言ったとおりの現実を思い知ることになるのです。若い女性に申し込めども申し込めども、会ってもらえることはありませんでした・・・。
 

思ってたのと違う・・・
 
 
 
2.男女で異なる「許容できる年齢差」
 
今度は男性側のニーズを見てみましょう。
 

 
「男性」の方をご覧ください。
黄緑色の「5歳下」が最も多く、これは女性側のニーズとも一致します。
しかし次に多いのが、「11歳以上下」で、16.8%です。つまり6人に1人の男性が、11歳以上も年下の女性と結婚したい(もしくは結婚できると思っている)ということです。
 
しかしながら女性側のニーズはというと、前出のデータから、11歳以上年上の男性をOKと答えた女性はわずか5.9%、つまり17人に1人しかいないことがわかります。
 
6人に1人の男性が11歳以上若い女性を望む一方で、それを許容してくれる女性は17人に1人しかいないわけです。
 
これでは男女のマッチングがうまくいかなくて当然です。
男女間の、婚活ニーズの食い違いがよくわかる結果ですね。
 

歳の差婚は、男の理想に過ぎません
 
 
 
3.年配男性ほど若い女性と結婚したい。しかし女性たちは・・・
 
男女の理想の食い違いは、こちらのデータからもわかります。
同じくパートナーエージェントさんの調査です。
 

 
こちらは年代別の結果ですが、男性は年齢が上がれば上がるほど年下女性を希望していることがわかります。
10歳以上年下を希望する男性は、30代後半で29.1%。40代前半ではなんと50.9%と、半数以上もの男性が10歳以上若い女性と結婚したいなどとのたまっているのです。さすがに厚かましくないか?オジサンたちよ。
 

 
それに対する女性側のニーズはというと。
10歳以上年上の男性を希望する女性は、このとおり。30代40代で14.5%、20代後半女性に至ってはわずか12.7%です。
 
なーんだ。やっぱり若い子たちは、結局オジサンNGなんじゃんか。「10歳上くらいまでならアリ」なんて期待持たせやがって。チックショー!
 

www.line-tatsujin.com
 
 
 
4.食い違いを埋めるには
 
男性の理想と女性の理想の食い違いは、これで痛いほどよくわかりました。
でもこのままではいけません。何も知らない婚活難民が増えてしまいます。
 
男女間のこの深い深い溝を埋めるには、やはりまずはお互いのニーズを知ることからですね。
 
 
私は以前、こんな人に会いました。
男女の出会いの「たこ焼きパーティー」で一緒だったある男性の話です。
聞けばもう40代半ばに差し掛かろうかというその男性。見た目もちょうどそれくらいで、別に若く見えるでもなく、モテそうな感じにも見えないその男性に「誰ねらいなんスか?」と尋ねてみました。すると「〇〇ちゃん」と、参加者の中でも最も若い、20代ユルフワ系の女の子の名前が返ってきました。
 
「ない!ない!」
思わず口から出そうになりましたが、言葉をグッと飲み込んで、笑顔で彼の幸せを祈るのでした。
 
 
もし同じような男性がいたならば、私は次のことをお伝えしたいと思います。
「歳の差婚は、芸能人かよっぽどモテる人だけですよ」
「ほとんどの女性は、上は5歳まで。それより上は、物件次第」
「婚活市場は30・40代女性が中心。20代は少数派。それでもそこを狙いますか?」

 
また女性の皆さんにも、男性心理を改めてお伝えしたいと思います。
「40代男は20代の子と結婚したい。30代男も20代の子と結婚したい。50代の男性は30代女性と結婚したいのです」
「婚活市場は40代男性が最多。次に多いのが50代と30代。30代男性が選ぶのは20代女性。この状況で、それでも歳の近い人がいいですか?」

 
 
ちなみにですが、私自身も「男は歳は関係ない」とずっと思ってました。
 
間違ってました。
 
今は年齢はさておき、心と心が通じ合うかけがえのないパートナーと出会いたいという、そんな純粋な心を持った、そういう人に、私はなりたい。
 

雨ニモマケズ・・・
 
 
今日は年齢に関する男女の婚活ニーズの食い違いについてお話しさせていただきました。
 
まずは現実を知り、男性は女性の、女性は男性の気持ちを知ることが大事ですね。それによって、男女間の希望年齢の食い違いも徐々に埋まっていくのではないでしょうか。
 
どうですか? 読む前よりも、年齢へのこだわりが多少でもやわらぎましたか?
 
理想を言えば、あまり年齢にとらわれすぎず、まずは相手と気持ちを通わせて、出会いのチャンスも広げていきたいものですね。
 

婚活と老後を考える ~結婚した場合と独身の場合 老後の暮らしはどうなるか~

2017/11/06

婚活と社会(結婚したいのにできない人をなくすために)

目次
 
1 生活費のこと 貯金のこと
■老後にかかる生活費と、必要な貯金額(家族がいる場合)
■老後にかかる生活費と、必要な貯金額(お一人様の場合)
2 介護のこと
■老後の介護(家族がいる場合)
■老後の介護(お一人様の場合)
3 人とのつながり(忍び寄る孤独な老後)
■老後の人とのお付き合い(家族がいる場合)
■老後の人とのお付き合い(お一人様の場合)
 
婚活する人たちの中には、老後の不安を訴える人も多くいます。
若い内はまだ気にならないのですが、30を過ぎ40を過ぎ自分がもうそんなに若くないことに気づくと、急に不安が募ってきますね。
では実際にお一人様のまま老後を迎えた場合と家族がいた場合とで、どのような違いがあるのでしょうか。
 
1 生活費のこと 貯金のこと
やはり一番気になるのは生活費のことではないでしょうか。非正規の方などは、このまま定年を迎えたらどうなってしまうんだろう…と考えただけで暗くなるかもしれません。年金定期便が届くたびに、目を背けたくなります。
 
■老後にかかる生活費と、必要な貯金額(家族がいる場合)
 
老後の暮らしにどれくらいの生活費がかかり、どれくらいの蓄えをしておけばよいかについて見てみましょう。
これに関しては、統計局の家計調査でも見ることができますし、生命保険会社のサイトなどからも情報を得ることができます。
 
一般に夫婦世帯の場合、老後に備えて蓄えておくべき貯金の額は「3000~4000万円」程度と言われています。
月々の生活費は、夫婦合わせて「25~35万円」程度でしょう。(ローンが残っている場合や賃貸の場合はもっとかかります)
 
対する収入はというと。
国民年金の支給額は、年間約78万円(月約65000円)です。夫婦で月約13万円ですね。
厚生年金の場合、現役時代に収めた保険料にもよりますが、平均で年間約177万円(月約15万円)です。夫婦で月約30万円ですね。
 
年金収入だけでは月々の生活費を賄えないので、貯金を取り崩したり、もしくは再雇用で70歳まで働くなどして老後をなんとかやっていくわけです。
もしくは子どもに支えてもらう場合もあると思います。
 

 
 
<収入と支出の比較 家族がいる場合vsお一人様の場合>
ここで、家族がいる場合と独身の場合の収支の違いを見てみましょう。
こちらのデータを参考にさせてもらいました。

引用:節約・貯金・家計管理まとめ
http://kakeibot.doorblog.jp/archives/38215167.html
 
※支出の内訳は、独身と家族とで大きく差が出る「住宅ローン、子育て・教育費、医療介護・老人施設」です。
 
●生涯独身(男性・正社員)の場合
収入合計:267,200,000円
支出合計:59,000,000円
収入-支出=208,200,000円(食費や生活費、貯蓄等に充てられる額)
 
●家族(共働き、妻がパートで子2人)の場合
収入合計:336,320,000円
支出合計:86,800,000円
収入-支出:249,520,000円(食費や生活費、貯蓄等に充てられる額)
 
比較してみると、「生涯独身」よりも「家族」の方がやや多くのお金を生活費や貯蓄に充てられそうですが、実際の生活水準に大きな差はないと思われます。なぜなら後者の方が世帯としては多くの生活費がかかり、貯金額も多く見積もる必要があるからです。
 

 
 
■老後にかかる生活費と、必要な貯金額(お一人様の場合)
 
単身者の場合、老後のために備えておくべき貯金額は、一般に「2000~3000万円」程度と言われます。
月々の生活費は、「15~25万円」程度でしょう。
 
毎年100万円ずつ貯めていければ、20~30年間で貯まる金額です。
生活費も夫婦世帯の場合と同様、きちんと年金保険料を納めていれば、老後は年金収入と貯金の取り崩しと節約生活でなんとかやっていけそうですね。
長生きすると、残高が苦しくなってきそうですが。
 
このように、単身者でもずっと正社員で働くことができ、堅実に貯金し、住宅ローンも確実に返済できた人であれば、老後もそれなりにゆとりを持って生活できることがわかります。
したがって、独身でも結婚した場合でも、お金の面でのメリットデメリットにそれほど大きな差はないと言えると思います。
 
しかしながら、これはあくまで正社員で働き続けた場合です。非正規だった時期があったり、途中で転職・リストラにあって収入が減ったりすると、「家族がいる場合」との差は広がります。
さらに言えば、夫婦共働きでどちらも正社員の世帯と、生涯独身者との差はかなり大きなものとなります。
 
<本当の違いは、お金じゃなくて・・・>
ここまでは「お金」について両者を比較してきました。しかし実は両者の間にはお金よりももっと重大な違いがあります。
それは、「困った時の支えがあるかないか」ということです。
 
独身の人が先ほど紹介したデータどおりの理想的な収支プランを完遂しようと思ったら、途中でつまずくことはできません。
大きな病気もできません。仕事で鬱になり休職、とかいうわけにはいきません。
 
長期療養、長期離職などということになれば、ライフプランが一気に崩れてしまいます。
入院費・治療費・療養中の生活費で、コツコツ貯めてきた貯金もあっという間になくなってしまいます。退院後も、身の回りのことをすべて自分でやるのは困難です。
復職できたとしても、以前のようには働けないとなれば、ゆとりの老後という夢も軌道修正せざるを得なくなるのです。
 
一方で家族がいれば、自分が働けない間も家族が支えてくれるでしょう。妻(夫)のパート収入で家計を支え、貯金には手をつけなくて済むかもしれません。
療養中の日常生活も家族が支えてくれます。そうして支えられながら仕事復帰を果たすことができれば、ある程度は元の軌道に戻すことができ、老後に向けての生活設計も立て直すことができるかもしれません。
 

 
 
2 介護のこと
 
歳をとれば誰でも介護が必要になります。
婚活をされている皆さんの中には、もしかしたらご両親の介護をされている方もいるかもしれません。もしくは祖父母の介護を目の当たりにされているかもしれません。
 
「自分が要介護になった時、誰が面倒見てくれるんだろう・・・」。そう思うと、「孤独死」という言葉もふと頭をよぎります。「早く結婚しないと・・・」そんな焦りも出てきます。
 
■老後の介護(家族がいる場合)
 
介護は突然やってきます。
現役の頃は病気知らずで健康には自信があったのに。突然脳梗塞で倒れたら、癌が見つかったら、難病を患ったら。誰かの手助けなしには、ベッドから起き上がることすらままならなくなります。
 
そんな時頼りになるのは、間違いなく家族です。
妻や夫があなたの主たる介護者になるでしょう。病院へも連れていってくれるでしょう。
休みの日には、息子が代わりに連れていってくれるでしょう。
子どもの家族と同居していたら、孫たちも助けてくれるかもしれません。
 
もちろんヘルパーなど介護サービスの利用もできますが、まず支えてくれるのはやっぱり家族です。
 
ちなみにですが、子どもがいると、介護費用の面でもメリットがあるようです。
先ほど紹介したデータにも表れていますが、子どもが多いほど「医療介護・老人施設」にかかる費用が少なくなっています
 
子どもが多ければ、誰かしらが在宅介護で看くれる。
長く家で暮らせれば、その分施設に入らなくてもよくなり費用面でも助かりますね。
 

 
 
■老後の介護(お一人様の場合)
 
一方でずっと一人暮らしだった場合。
自分で身の回りのことができなくなったら、残念ながら施設に入ることになると思います。
 
長く健康でいられれば、80歳90歳になってもけっこう一人でやっていけるかもしれません。でもそこから先は、さすがに誰かの助けを借りないと身の回りのことを全部一人でやるのは難しくなると思います。
でも助けてくれる家族はいません。自分のきょうだいも高齢です。そうなると、頼れるのはやはりお金や福祉サービスになってくると思います。
 
有料老人ホームが高いことは良く知られています。相場は
●入居一時金:1000万円~数千万
●月額費用:15~30万円
といったところでしょうか。
生涯独身の人は、施設にお世話になるためのお金も用意しておく必要がありますね。
 
介護にはお金がかかるので、結局は在宅で家族に看てもらう方が安く済むというのは先ほど述べたとおりです。
 
ちなみにですが、施設に入るデメリットは費用面の他にもあります。
長年親しんだ我が家で暮らせなくなること(最終的には処分することになる)。そして施設に入ると、ご近所や友達との付き合いも失われていくことが多いようです。
 

 
 
3 人とのつながり(忍び寄る孤独な老後)
 
■老後の人とのお付き合い(家族がいる場合)
 
配偶者や子どもがいる場合は、人との繋がりにそんなに心配はいらないかもしれませんね。
 
男性の場合、会社を辞めたら途端に社会とのつながりが失われ、自宅にこもりがちになるケースは多くあります。それでも家には奥さんがいるので、一人ぼっちではありません。
盆と正月には子どもたちが孫をつれて帰ってきます。
昔の仲間と旅行に行くなど、それなりに人付き合いを楽しんでおられるようです。そして仲間に孫の写真を見せ、イクジイぶりをアピールするでしょう。
 
女性はというと、すでに地域に知り合いは多くいるのではないでしょうか。
子どもがいれば、保護者会や学校行事やクラブ活動などで自然と知り合いはできると思います。言わば子どもを通じて地域の人たちと親しくなるわけです。
 
娘や息子が結婚すれば、親戚だって増えます。孫ができたら、幼稚園や学校の送り迎えをすることも出てくるでしょう。
 
人との繋がりが増えることも、結婚のメリットの一つですね。
 

 
■老後の人とのお付き合い(お一人様の場合)
 
お一人様の場合はけっこう大変だと思います。
一人暮らしの人であれば、地域の人とのお付き合いなんかは普通はしてないと思います。よほど「ボランティア活動が大好きで」とか「町会活動に熱心で」みたいな人でもないかぎり。
 
きょうだいとも、親が亡くなれば次第に疎遠になっていきます。甥っ子や姪っ子と会うこともほとんどなくなるでしょう。
 
それじゃあ思い切って、70からのボランティアにチャレンジしてみましょうか。地元の寄り合いに参加してみましょうか。
しかしそれもなかなか勇気のいることです。もっと言えば、その歳まで結婚もしてない子どももいない人には、そういう場所もけっこう肩身が狭いかもしれません。
 
あんまり希望が無いことばかり書くのもよろしくないので。
一応各区市町村には、独居高齢者でも参加しやすいよう配慮された食事会やリハビリ教室などもあるよ、というのだけ付け加えておきます。
 

 
 
まとめ
独身のまま老後を迎える人に対してはかなり厳しいことを書きましたが、歳をとるほどに単身者には厳しい現実が待っているというのは本当だと思います。
 
独身でいることのメリットももちろん沢山あります。自由であること。自分で稼いだお金は自由に使えること。時間も束縛されないこと。わずらわしい親戚づきあいなどもしないでいいこと。
 
しかし若くて健康な内はそれでけっこう楽しいのですが、自分がだんたん弱ってくると、やはり家族の支えがないことの重みが徐々にのしかかってくるかもしれませんね。
 
できれば最期は孤独死でなく、人とお花に囲まれて死にたいですね~。
 

結婚したい理由はなんですか? ~結婚のメリットについて改めて考えてみた~

2017/11/03

婚活と社会(結婚したいのにできない人をなくすために)

婚活をされている皆さんは当然結婚したくてパートナーを探しているわけですが、では結婚したい理由は何でしょうか? 皆さん結婚の何に魅力を感じているのでしょうか?
 
結婚を望む理由は人それぞれですが、今日は結婚したい独身男女の様々な意見を紹介しながら、結婚のメリットについて改めて考えたいと思います。
 
1.調査から見える、結婚のメリット
 
最初にご紹介するのは、こちらの調査結果です
 


「結婚のメリットに関する調査」(2015年 国立社会保障・人口問題研究所)※18~34歳の未婚者を対象(複数選択)
 
結婚のメリット(結婚したい理由)について、上位に挙がったのはこちらです。
 
「子どもや家族を持てる」
「精神的安らぎの場が得られる」
「親や周囲の期待に応えられる」
「愛情を感じている人と暮らせる」
「社会的信用や対等な関係が得られる」
「経済的に余裕が持てる」
 
増加と減少の傾向としては
「子どもや家族を持てる」と「親や周囲の期待に応えられる」は男女ともに増加傾向にあり、一方で「精神的安らぎの場が得られる」と「愛情を感じている人と暮らせる」は男女ともに減少傾向にあるようです。
 
また、女性では「経済的に余裕が持てる」が増加傾向にあります。
女性の社会進出が進んだことで、経済的にも自立する女性が増えているのかなと思いきや、意外な結果ですね。ゆとりのなさを感じる女性はむしろ増えているのでしょうか。
しかし非正規労働者率が増加していることに加え、その男女比も女性の方が多いことを考えると、もっともな結果かもしれませんね。
 

 
2.男女で異なる 結婚に期待すること
 
調査結果を詳しく見てみると、男性と女性とで結婚に期待することに違いがあることがわかります。
 
■女性は「子どもと家族」、男性は「精神的安らぎ」
 
まず女性の場合、「子どもや家族を持てる」が他の理由と比べて突出して高いことが挙げられます。
 
女性にとって、子どもを授かりたいという気持ちは、本能(母性本能)でもあります。また、子どもを産むことは女性にしかできないことでもありますので、一度は結婚して子どもを育てたいと思う気持ちが男性よりも強いのは当然かもしれませんね。そこに男女の意識の差が生まれるのかもしれません。
 
また、自分の家族を持って、家庭を守り、夫を支え、子どもたちに愛情を注ぐという役割は、妻であり母親でもある女性ならではでもあります。家庭は女性が輝けるもう一つの場所であり、家族を持つことで感じる幸せは男性のそれ以上だと思います。
だって「夫を支える妻」というのは素敵な感じがしますが、「妻を支える夫」というのはあんまり聞かないですものね。
 

 
一方で男性はというと、「精神的安らぎの場が得られる」ことへの期待が大きいようです。
 
男性の気持ちはこんな感じでしょうか。
「営業成績を上げないと今月のノルマが達成できない・・・」
「上司からは報告を求められる・・・」
「パートさんたちからは不満を言われ・・・」
「お得意先には頭を下げて回り・・・」
「行きたくもない飲み会に付き合わされ・・・」
 
「せめて帰ったらやさしい妻に迎えられたい!」
「妻の笑顔とあったかい料理で癒されたい!」
 
これが結婚に対する男性の本音かもしれませんね。
石田ゆり子さんや井川遥さんが人気なわけです。
 
でも結婚しても共働きだったら、思ってたとおりにはいかないかもしれませんが。
 

 
 
■女性は「愛情」、男性は「社会的信用」
 
もう一つ男女の違いで特徴的なのが、「愛情を感じている人と暮らせる」については女性の方がやや高い傾向が見られ、一方で「社会的信用や対等な関係が得られる」については男性の方がより重視している点です。
 
女性の方が「愛情」を重視する傾向が強いのは、これも「本能」的なものと関係がありそうです。
太古の昔に遡れば、男性が狩りに出かけている間、女性たちは互いに協力し合い、信頼関係を重視して、外的から家や子どもを守っていたそうです。女性がよくお喋りするのも、その名残りだそうです。
 
女性にとっては、本当に信頼できる男性かどうかが、生物学的にも重要なのかもしれません。
そう考えると、女性が男性に愛情表現を求めたり、愛情の確認をしたがるのもわかる気がします。
愛を感じることで、女性たちは安心できるのでしょうね。
 

 
一方で男性は「社会的な信用や対等な関係が得られる」の割合が高いようです。
 
「対等な関係」というのは誰と対等になれるという意味かよくわかりませんが。既婚男性や子どもがいる男性と対等になれるという意味でしょうか。
そうかもしれませんね。実際、いつまでも独身の男性は、立派に家庭を持って家族を養って家やマンションを購入している同年代の男性と比べると、世間的にも肩身が狭いものです。
 
「男は家庭を持ってはじめて一人前」という言葉がありますが、実際この言葉どおり、独身男性より既婚男性の方が信用されやすいかもしれません。
ちなみに私も以前、知り合いの男性からこの言葉を言われたことがあります。もちろんその人は既婚者でしたが。
 
「独身だと出世できない」というのも聞いたことがあります。独身者には、生きづらい世の中ですねー。
 

 
 
3.結婚したい理由 その他の意見
 
その他にも、様々な意見があるようです。
 
「最近結婚した友人を見ていて羨ましくなったから」
「友達が次々に結婚していき、一緒に遊ぶ友達が減ったから」
「結婚して子どもがいる友達と話が合わなくなってきた」
「置いてけぼり感」
「おばあちゃんに花嫁姿を見せてあげたい」「両親に孫の顔を見せてあげたいから」
「パナソニックのCMを見て(西島秀俊の)」
「高熱が出た時、一人で死にかけたから」
「料理がうまくできた時、誰かに褒めてもらいたいから」
「その日にあった出来事を、誰かに話したいから」
「テレビを見て一人で笑っていると、一瞬むなしくなる」
「一人の夜、突然泣けてくる」
「料理が余る」「一人分だけ作るのは難しい」「食材も余る」
「一人だと料理しなくなるので栄養が偏る」
「部屋が狭いから」「広い家で暮らしたい」「ガーデニングがしたい」
「旦那さんと朝ウォーキングしたい」
 
「長男だから」「家業を継がないとならないから」「家系が途絶えてしまうから」
「夜はラーメンかコンビニ弁当。もしくは売れ残りのお惣菜。こんな生活はもううんざりだ!」
「気づけば友人が40代50代の独身男性ばかりになっていたから」
「焦燥感から」
「アルバムを一人で見ていると泣けてくる」
「友人から届いた年賀状(家族写真)を見て、『俺、なにしてんだろ・・・』と思った時」
「老後が不安だから」
「一人はやっぱり寂しいざっそ」
 

 
 
4.ネガティブな理由でも、結婚したいものはしたいのだ!
 
ネガティブな理由だってあります。でも理由なんていいんです。とにかく結婚したいんです!
 
「早く実家を出たいから」
「親や親戚から『あんた、いい人おらんのかい』『もういい歳やで』と言われるのがもう嫌だから」
「早く仕事を辞めたいから」
「お局様と呼ばれたくないから」
「結婚できない女は負け組だから」
「劣等感をなくしたい」
「親が年老いてきて、急に危機感を感じたから」
 
結婚したい理由は人それぞれ。結婚により得られるメリットも、人それぞれですね。
理由はともかく、いい人見つけて、幸せな人生をつかみましょう!