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結婚したい理由はなんですか? ~結婚のメリットについて改めて考えてみた~

2017/11/03

婚活と社会(結婚したいのにできない人をなくすために)

婚活をされている皆さんは当然結婚したくてパートナーを探しているわけですが、では結婚したい理由は何でしょうか? 皆さん結婚の何に魅力を感じているのでしょうか?
 
結婚を望む理由は人それぞれですが、今日は結婚したい独身男女の様々な意見を紹介しながら、結婚のメリットについて改めて考えたいと思います。
 
1.調査から見える、結婚のメリット
 
最初にご紹介するのは、こちらの調査結果です
 


「結婚のメリットに関する調査」(2015年 国立社会保障・人口問題研究所)※18~34歳の未婚者を対象(複数選択)
 
結婚のメリット(結婚したい理由)について、上位に挙がったのはこちらです。
 
「子どもや家族を持てる」
「精神的安らぎの場が得られる」
「親や周囲の期待に応えられる」
「愛情を感じている人と暮らせる」
「社会的信用や対等な関係が得られる」
「経済的に余裕が持てる」
 
増加と減少の傾向としては
「子どもや家族を持てる」と「親や周囲の期待に応えられる」は男女ともに増加傾向にあり、一方で「精神的安らぎの場が得られる」と「愛情を感じている人と暮らせる」は男女ともに減少傾向にあるようです。
 
また、女性では「経済的に余裕が持てる」が増加傾向にあります。
女性の社会進出が進んだことで、経済的にも自立する女性が増えているのかなと思いきや、意外な結果ですね。ゆとりのなさを感じる女性はむしろ増えているのでしょうか。
しかし非正規労働者率が増加していることに加え、その男女比も女性の方が多いことを考えると、もっともな結果かもしれませんね。
 

 
2.男女で異なる 結婚に期待すること
 
調査結果を詳しく見てみると、男性と女性とで結婚に期待することに違いがあることがわかります。
 
■女性は「子どもと家族」、男性は「精神的安らぎ」
 
まず女性の場合、「子どもや家族を持てる」が他の理由と比べて突出して高いことが挙げられます。
 
女性にとって、子どもを授かりたいという気持ちは、本能(母性本能)でもあります。また、子どもを産むことは女性にしかできないことでもありますので、一度は結婚して子どもを育てたいと思う気持ちが男性よりも強いのは当然かもしれませんね。そこに男女の意識の差が生まれるのかもしれません。
 
また、自分の家族を持って、家庭を守り、夫を支え、子どもたちに愛情を注ぐという役割は、妻であり母親でもある女性ならではでもあります。家庭は女性が輝けるもう一つの場所であり、家族を持つことで感じる幸せは男性のそれ以上だと思います。
だって「夫を支える妻」というのは素敵な感じがしますが、「妻を支える夫」というのはあんまり聞かないですものね。
 

 
一方で男性はというと、「精神的安らぎの場が得られる」ことへの期待が大きいようです。
 
男性の気持ちはこんな感じでしょうか。
「営業成績を上げないと今月のノルマが達成できない・・・」
「上司からは報告を求められる・・・」
「パートさんたちからは不満を言われ・・・」
「お得意先には頭を下げて回り・・・」
「行きたくもない飲み会に付き合わされ・・・」
 
「せめて帰ったらやさしい妻に迎えられたい!」
「妻の笑顔とあったかい料理で癒されたい!」
 
これが結婚に対する男性の本音かもしれませんね。
石田ゆり子さんや井川遥さんが人気なわけです。
 
でも結婚しても共働きだったら、思ってたとおりにはいかないかもしれませんが。
 

 
 
■女性は「愛情」、男性は「社会的信用」
 
もう一つ男女の違いで特徴的なのが、「愛情を感じている人と暮らせる」については女性の方がやや高い傾向が見られ、一方で「社会的信用や対等な関係が得られる」については男性の方がより重視している点です。
 
女性の方が「愛情」を重視する傾向が強いのは、これも「本能」的なものと関係がありそうです。
太古の昔に遡れば、男性が狩りに出かけている間、女性たちは互いに協力し合い、信頼関係を重視して、外的から家や子どもを守っていたそうです。女性がよくお喋りするのも、その名残りだそうです。
 
女性にとっては、本当に信頼できる男性かどうかが、生物学的にも重要なのかもしれません。
そう考えると、女性が男性に愛情表現を求めたり、愛情の確認をしたがるのもわかる気がします。
愛を感じることで、女性たちは安心できるのでしょうね。
 

 
一方で男性は「社会的な信用や対等な関係が得られる」の割合が高いようです。
 
「対等な関係」というのは誰と対等になれるという意味かよくわかりませんが。既婚男性や子どもがいる男性と対等になれるという意味でしょうか。
そうかもしれませんね。実際、いつまでも独身の男性は、立派に家庭を持って家族を養って家やマンションを購入している同年代の男性と比べると、世間的にも肩身が狭いものです。
 
「男は家庭を持ってはじめて一人前」という言葉がありますが、実際この言葉どおり、独身男性より既婚男性の方が信用されやすいかもしれません。
ちなみに私も以前、知り合いの男性からこの言葉を言われたことがあります。もちろんその人は既婚者でしたが。
 
「独身だと出世できない」というのも聞いたことがあります。独身者には、生きづらい世の中ですねー。
 

 
 
3.結婚したい理由 その他の意見
 
その他にも、様々な意見があるようです。
 
「最近結婚した友人を見ていて羨ましくなったから」
「友達が次々に結婚していき、一緒に遊ぶ友達が減ったから」
「結婚して子どもがいる友達と話が合わなくなってきた」
「置いてけぼり感」
「おばあちゃんに花嫁姿を見せてあげたい」「両親に孫の顔を見せてあげたいから」
「パナソニックのCMを見て(西島秀俊の)」
「高熱が出た時、一人で死にかけたから」
「料理がうまくできた時、誰かに褒めてもらいたいから」
「その日にあった出来事を、誰かに話したいから」
「テレビを見て一人で笑っていると、一瞬むなしくなる」
「一人の夜、突然泣けてくる」
「料理が余る」「一人分だけ作るのは難しい」「食材も余る」
「一人だと料理しなくなるので栄養が偏る」
「部屋が狭いから」「広い家で暮らしたい」「ガーデニングがしたい」
「旦那さんと朝ウォーキングしたい」
 
「長男だから」「家業を継がないとならないから」「家系が途絶えてしまうから」
「夜はラーメンかコンビニ弁当。もしくは売れ残りのお惣菜。こんな生活はもううんざりだ!」
「気づけば友人が40代50代の独身男性ばかりになっていたから」
「焦燥感から」
「アルバムを一人で見ていると泣けてくる」
「友人から届いた年賀状(家族写真)を見て、『俺、なにしてんだろ・・・』と思った時」
「老後が不安だから」
「一人はやっぱり寂しいざっそ」
 

 
 
4.ネガティブな理由でも、結婚したいものはしたいのだ!
 
ネガティブな理由だってあります。でも理由なんていいんです。とにかく結婚したいんです!
 
「早く実家を出たいから」
「親や親戚から『あんた、いい人おらんのかい』『もういい歳やで』と言われるのがもう嫌だから」
「早く仕事を辞めたいから」
「お局様と呼ばれたくないから」
「結婚できない女は負け組だから」
「劣等感をなくしたい」
「親が年老いてきて、急に危機感を感じたから」
 
結婚したい理由は人それぞれ。結婚により得られるメリットも、人それぞれですね。
理由はともかく、いい人見つけて、幸せな人生をつかみましょう!