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「~白い秘密の婚活ルーム~ NHKドキュメント72時間」を見た感想(男女のための婚活コラム)

2017/06/03

婚活男女のためのお役立ち情報


http://www4.nhk.or.jp/72hours/
 
昨晩のNHKのドキュメント72時間、ご覧になった方はいたでしょうか。興味深い内容でしたね~。
紹介されていたのは、新宿で連日連夜行われている、某P社のカップリングパーティーの様子でした。何を隠そう私もあそこのには何度かお世話になったことがあります。
 

 
15人の異性と話し、最後に気になった人をタッチパネルでチョイス。(なんと最新式のカップリングパーティーは、タブレットで相手を選ぶのです!)相手の人も選んでいたら、カップル成立です。
 
ほんの5・6分の短いトークタイムの間に、何とか会話を盛上げようとテンションを上げる男性。
「目まぐるしく始まって目まぐるしく終わっちゃいました・・・」とつぶやく女性。
そしていきなりデカイ声で「間もなくお時間ですー。男性のお客様は・・・」と移動を促すスタッフ。
実にリアルでしたねー。
 
 
20代保育士の女性にインタビュアーが尋ねる。
「(インタビュアー)職場に出会いはないんですか?」「(女性)来るのは(園児の)パパさんばっかりですねー」
 
そりゃあそうだよね。保育士さんの職場に年頃の男性との出会いなんてないでしょう。このインタビュアー、わかっとるんだろうか。
 
一方で20代事務職の女性。最近まで付き合っていた彼がいたそうだが、「(女性)ちょっと生活してくには足りないんですよねー。お金が」とのこと。
 
たしかにお金は大事だ。
 
「(インタビュアー)本当に惚れ込んだことはないんですか?」「(女性)うーん・・・本当に好きって、なんですかねー・・・。わかんない(苦笑)」
 
たしかに本当に好きってなんだろう。
本当に好きになったことがないからわかんないんだろうか。
それとも付き合っていく中で、本当に好きになっていくのでしょうか。
 

 
一方男性参加者は。
29歳自動車メーカー勤務の男性。初参加でややキョドってるけど、なかなかのイケメン。髪型もワックス使用。スタイルもスマートでそこそこモテそう。
 
4年間つきあってた彼女に、愛知から東京へ転勤する際「結婚しよう」と言ったら、「(彼女)ついていくのが嫌」と言われたのだそうです。切ないね。
もっとドラマみたいに、「どこまでもついていく!」みたいになっても良さそうなもんですが。これがむしろ現実ということでしょうか。これまたリアルだ。
 
肝心のパーティーの方はと言うと。相手の女性が代わるたびに、巧みに話題を変えていく彼。なかなかの手練(てだれ)だ。
 
そしてカップル発表の瞬間。見事にカップル成立!
しかも相手はさっき「お金が足りなくて別れた」と言っていた女性。ちょっと笑ってしまった。
またもや現実的な女性を引いた彼。二人のこの先がどうなるかは、誰も知らない。
 
 
エレベーター下では新しく生まれたカップルたちが連絡先交換。
この先も続くかもしれないし、続かないかもしれないし。連絡が来るかもしれないし、来ないかもしれないし。デートを重ねて距離が縮んでいくかもしれないし、すぐ終わるかもしれないし。
 
その未来は様々です。
数日でいきなりブロックされることもあれば、実際結婚にまで至るカップルだっています。
 
結婚したいすべての人が結婚できる、それが私たちの願いですが、とりあえずP社のパーティーはこんな感じ。
 

 
別の男性。38歳SE。多くの人がインタビューを断る中、応じてくれた人の良さそうな人。
大変失礼ながら、オシャレではない。なんかスーパーの特売で買ったのかな?と思うようなヨレッとしたワイシャツ。その首元から、下の白い丸首シャツが顔をのぞいてそう。「ダッ、ダメですよそれは!」と教えてあげたい。
下はベージュのスラックスだろうか。
コロッとした体型で、背中も猫背。黒縁メガネに髪型は・・・特にセットとかもしてないようです。ぺっちゃりしている。
実年齢よりもおじさんに見られてしまうかもしれない。
 
人は外見ではないとか言うが、でもカップリングパーティーに関してはそこは非常にシビアだと思う。
誰かが統計を取ったわけではないが、実際問題カップリングパーティーにおいては、ルックス・第一印象が終了時のご指名にかなり影響してくると思われる。
そういう意味では、この男性にとってかなり厳しい戦場だと思われる。カップリングパーティーという戦場は。
 
そして結果はどうだったかと言うと・・・
残念ながら女性からの指名はなかった。帰りのエレベーターへ向かう彼の背中。丸い背中がさらに丸く見えるのだった。
 
同居する両親を安心させたいと臨んだ婚活パーティーだったが、ここは彼の良さが生かされない戦場でした。
 
 
一日で300人が参加し、生まれたカップルは50組だったとのこと(参加者の3分の1がカップル成立)。その多くが真剣交際へと発展することを願いたいが、私の知る限りでは続かないことも多いみたいです。
 

 
次の日。
男性。韓国出身。来日7年目のシステムエンジニア。日本永住を考え、パートナーを探しにきた。
 
「(男性)韓国行ったことありますか?」「(女性)ありますよー。ソウル」「(男性)あー・・・僕ソウル行ったことなくてー・・・わかんない・・・(釜山出身)」
 
そうなのー??? そこはソウルでしょう。日本人が行くっていったら。そこはソウルトーク用意していきましょうよー・・・。
 
逆に女子から「ソウルは屋台がおいしい」と教えられていたのだった。
 
結果は残念ながらカップル成立ならず。
「(男性)結局うまくいくのはイケメンだけ。顔じゃなく内面もちゃんと見てほしいなー」とぼやく韓流男子。
 
だからカップリングパーティーじゃそれは難しいんですってー。あとソウルトーク! むしろそこ!
 
 
3日間の取材を終え、番組最後に流れるテロップ。
「72時間で112組のカップルが成立。本当のスタートはブースを出てから」
 
まさしくである。
出会いの多い時代のようで、なんだかむしろ道は険しいようにすら思える。
 
P社のようにメジャーではないが、トモコンも婚活男女のお役に立ちたい。