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TOKYO縁結日2017 東京都による婚活支援とは?

2017/04/04

婚活と社会(結婚したいのにできない人をなくすために)


 
東京都も婚活支援を始めるようです
来たる3月4日(土)、東京国際フォーラムでこちらのイベントが行われるそうです。
 
http://www.enmusubi.metro.tokyo.jp/
「東京都結婚応援イベント TOKYO縁結日2017~未来は変わる、あなたが一歩を踏み出す日」
 
主催者挨拶:小池百合子
基調講演:高田延彦「家族になるということ」
トークショー:犬山紙子「恋愛と結婚のナゾ」
 
パネルディスカッション「人生における“結婚”の捉え方」
・宮原 淳二 氏 株式会社東レ経営研究所
・後藤 幸喜 氏 一般社団法人日本婚活支援協会
・新上 幸二 氏 愛カツ編集長
・千田 絵美 氏 株式会社フロントステージ
 
何かと話題の小池都知事ですが、今度は東京の婚活にも新風を巻き起こしてくれるのでしょうか。期待したいですね。
 
これまで東京都では、自治体主導でこういったたぐいの婚活を応援する事業は行ってはきませんでした。しかしながら今回初めてイベントが開催されるに至った背景として、次のような状況があるそうです。
 
都によると、おととし一年間の結婚件数は87,167組で、人口1,000人あたりにすると6.6組。これは全国平均の5.1組は上回るものの、戦後最低の婚姻率となりました。
 
http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2015/10/60pak200.htm
 
東京都としてはこのイベントを皮切りに婚活の機運を高め、関連の事業についても検討していくのだそうです。
 
実は小池都知事、知事になる前の衆院議員時代は「婚活・街コン推進議員連盟会長婚活議連」なるものの会長を務めていました。その頃から全国的な婚姻率の低下に危機感を覚え、国を挙げて取り組むべき問題と考えていたわけですね。
 
当時は同議連主催で「鉄コン」なる鉄道ファン向けの日帰り婚活ツアーを催したりもしていました。鉄道マニアでも知られる石破大臣も乗り込んで、大興奮だったそうです。
 
また知事に立候補して以降も都内の街コンイベントを視察するなどしており、この頃から自治体の長として婚活対策に取り組むことを視野に入れていたのかもしれませんね。
 
小池さんは都知事に就任して以後の新聞社によるインタビューで次ように語っています。
 
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http://www.sankei.com/politics/news/170112/plt1701120002-n1.html
 
<小池都知事単独インタビュー:婚活、働き方改革進める>
 
―28年度、東京都の合計特殊出生率は全国最低でした。これに対してどう取り組まれますか?
小池さん:「東京の人口が平成37年にピークを迎える中、私は32年までに待機児童を限りなくゼロにしたい。子どもを産んでも働きやすい社会に・・・」「具体的には、日本では婚姻数が増えないと子どもを産みづらい。婚姻率を上げないとならない。今いろいろと考えてる。東京は島がいっぱいあるので、島めぐり婚活とかね(笑)」
 
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東京都はこれまで、自治体として婚活支援をすることはしてきませんでした。一方で、東京や千葉などの都市部を除く全国の道府県では、以前から自治体主催の婚活パーティーなどが多数行われてきました。東京や千葉は民間が婚活サービスを多数提供しているということで、自治体としては行っては来なかったようです。
しかしここにきて、そうも言っていられなくなったというわけですね。
 
ところで、確かに東京では連日連夜、新宿、銀座、渋谷、上野、などなど都内の至るところで婚活パーティーが行われています。にもかかわらず未婚率の高さは地方と大きくは変わらないというのはなぜなんでしょうね。既存のサービスに問題があるからじゃない?と私としては言いたいところです。
 
東京都主催の婚活パーティー!?
それはさておき、これから何が始まるのでしょうか。
今回のイベントはあくまでスタートアップ的な位置づけです。今後どんな婚活事業を都が打ち出してくるのか、楽しみです。
行政主導の婚活パーティーをやるのでしょうか?そんな無駄なことはしないでもらいたいですが。婚活パーティーで解決するのなら、とっくに解決してるのですから。
機運を高めるということなので、啓蒙活動でもするのでしょうか?「一歩踏み出そう!」みたいな。
でもそれも違う気がします。未婚の男女の9割は結婚を望んでいることが統計上も出ています。みんな結婚したくないわけでもないし、踏み出す勇気が無いのが問題とも思えません。
イベントのサブタイトルに「あなたが一歩を踏み出す日」とありますが、これを見るとちょっと心配になってきます。
 
出会いの機会はこんなにあるのになぜか結婚できない東京都。この謎にどう取り組むのか。小池さんの動きに注目したいと思います。